きっかけはひょんなことから…
木の匂いに酔う
何かを好きになるということは、案外たわいもないようなことから始まっていたりするように思われます。
大学の卒業制作で、板に写真を焼き付ける、という作品を制作したのですが、その制作過程で、杉の板に触れ、削っているうちに、その匂いに「酔う」という経験をしたのです。
そしてそのとき、既に木を削ることに惚れてしまっていたように思います。匂いの不意打ちにすっかりやられてしまいました。
それ以来、木の魅力を家具で生かせたらと、奮闘してまいりましたが、木工の道はこれから先も険しくずっと続いていきます。ときどき、匂いの不意打ちに遭いながら.........